月刊たかはし8月号
ランニングスキルを鍛えよう
ランニングって意外と練習する事ってないですよね。
守備がいて初めて成立する事でもあるので、本気でやろうとすると試合が練習になってしまうからでしょうか。
しかし、ランニングの良し悪しで試合のトータルスコアがかなり違う事もありますし、無視できないスキルではあるんですけどね。
意外とお互いがせーので一緒に走ればアウトにならないもんですが、それが難しい事もあります。
ランニングが難しいのは、ペアで行うという事です。自分の考えと相手の考えが一致しないとスタートできないという所があります。
つまり信頼関係が無いといけないという事でもあります。
チームとして共通の決まりごとを作ると、後はパターンにはめ込むだけなので、かなり楽になります。
以下に書いている内容は、個人的に決めているルールです。
ある程度参考になるかもしれませんが、もっといい内容にする事も出来ると思います。
ランナー10箇条
1.コールは大きな声で行う。種類は「Yes」、「No」、「Wait」を使う。
⇒たまにComeを使う人がいるので注意すること
2.バットで打った時は、基本的にストライカーがコールをする。コールの責任はストライカーにあるので、ストライカーは自分とノンストライカーがアウトにならない様に考慮する。
※特にポイント〜ガリー方向、スクエアレッグ〜ファインレッグ方向のノンストライカーに近いエンドのボール
3.ノンストライカーは、ボールがストライカーの体に当たった場合とストライカーがエッジに当たってボールを見失っている場合にコールする。後は4に該当する時。
4.ストライカーが背中側に打ったボールについては、守備が見えにくいので、ノンストライカーにコールを任せても良い。ただし、ペアを組んだ時にどちらがコールするのか最初に決める事。
5.コールに責任が無いランナーは、ボールを見るのではなく、コールに責任があるランナーを見る事。
※ボールを見てしまうとコールを聞き逃す可能性がある。また、フィールダーの声と聞き間違う可能性もある。
6.ストライカーは打った後、守備が捕球して返球するまで必ず1〜2秒の時間があるので戻れる距離でリードする。
7.ノンストライカーは打った後、必ずリードをする。以下の状況によってリードを変える。
8.ノンストライカーのリードは、バッツマンがドライブをする時に1〜2歩、バックフットおよびブロックの時は3〜5歩する。(目安)
※ドライブの時は、ボーラー→ウィケットに当たる可能性があるため、リードは手を延ばせば帰れるくらいで良い。
9.ノンストライカーは、ボールがレッグサイドに流れたらピッチの半分くらいまでリードする。
⇒レッグサイドに流れるボールが正面に飛ぶことはまず無いので、リードを多くとっても戻れる。
10.コールに責任があるバッターがYesと言ったら必ず走る。
11.万一、コールミスで片方が止まってしまった場合は、Noにした方がお互いが助かる可能性が高い。
12.1ラン目は必ず速く走る。
13.インフィールダーの中間に打ったら、1ランする。
14.アウトフィールダーの正面に打ったら、2ラン目を狙う。
15.アウトフィールダーの中間に打ったら、2ランは確実に取れるので、3ラン目を狙う。
※この時、3ラン目のデンジャラスエンドが自分になるため、1ラン目のターンで相手のYesコールを待たない方が良い。
16.ターンをした時にアウトフィールダーがボールを保持していなければ次のランを走る。ハンブルした時も同様。
※30ヤードに近い所にいる場合は、肩が強いフィールだーだと危険なので、注意する。
17.Vゾーンのボールは、片方のランナーは、状況が全く分からないケースが多いので、見える方のランナーが走りながら守備とボールの位置を伝える。
※16を適用して、フィールダーとボールが離れていたら、相手のコールを待たなくて良い事もある。
18.リターンが近くまで返って来ている場合のみ、走り抜けて、その他の場合は必ずターンをする。